飛行機の機内で、耳がキーン!と痛くなったことありませんか?
機内の気圧の変化に耳がついていけなくて起こる現象なんですが、その痛みには個人差があって
「ちょっと違和感があるなあ…」程度しか感じない人もいれば、
「痛い痛い痛い!!たすけて!!」ってくらい激痛を覚える人もいます。
私は残念ながら後者なんです(泣)
数年前、沖縄~羽田間のフライトで耐え難い激痛に襲われまして、冷や汗ダラダラ、一言も発せられず、頭を抱えてただうずくまるしかない…という恐怖の時間を味わいました。
その翌年にヨーロッパへの新婚旅行を控えていた私は
「長時間飛行機に乗るのにこれは困る!なんとかしなきゃ!」
と焦りまくり、対処法を調べました。
そこで辿り着いたのが、飛行機専用の耳栓です。
今回は、私を耳の痛みから救ってくれた耳栓についてご紹介したいと思います。
同じような悩み・体質をお持ちの方にご参考になれば幸いです。
飛行機で耳が痛い時、この耳栓で痛みを軽減できる!
私を耳の痛みから救ってくれた耳栓はこちらです。
◆サイレンシア・フライト・エアー◆
この耳栓には下記のような特徴があります。
- 耳の中の気圧を効果的に調節してくれる
- 小さいサイズもありお子様や女性にも使える
- 洗って繰り返し使用することが出来る
一つずつお話させていただきますね。
1.耳の中の気圧を効果的に調節してくれる
飛行機で耳が痛くなるのは、離着陸時の急激な気圧の変動によるものです。
サイレンシアの大きな特徴でもある5段フランジ構造(弁のようになっている部分ですね)
この5段のフランジが耳をしっかり密閉してくれるので、急激な気圧の変化を受けにくく、鼓膜の負担を減らしてくれます。
さらに、内部に緑色のスポンジのようなものが埋め込まれていますが
この緑色の部分が空気の流れを制御して、気圧の変化を緩やかにしてくれる調節機能となっているんです。
この二つの機能により、耳の中の気圧を効果的に調節してくれているんですね。
小さいのにすごい機能が詰まっています!
2.小さいサイズもありお子様や女性にも使える
サイレンシア・フライト・エアーには通常サイズとSサイズの2種類あります。
ネットでのレビューを読むと本当に個人差があるので一概には言えませんが、ざっくり分けるとこんな感じです。
■通常サイズがオススメの方■
- 耳穴が大きい方
- 男性の方
■Sサイズがオススメの方■
- 普段イヤホンを使用していると耳が痛くなる
- 女性の方や小さいお子様
私(女性です)は小さい方のSサイズを使用しています。
サイズが2種類選べるのは嬉しいです。せっかく良い機能なのに耳に入らなかったら悲しすぎですよね!
3.繰り返し使用することが出来る
サイレンシア・フライト・エアーの特徴で一番嬉しいのは繰り返し使うことができる点です。
材質がエラストマーという柔らかい樹脂でできていますので、汚れたら中性洗剤で洗えばOK!
耳栓には「使い捨てで1回限り」というものが多いのですが、繰り返し使えるのはありがたいですよね。
しかも、専用のケースが付属していますので、保管しておくのにも便利です。
実際に使用してみた結果
結果から言うと、これは本当に効果ありました!
新婚旅行で、羽田~ドーハ~ローマというロングフライト便(合計で20時間くらい)に乗らなければならず非常に不安だったのですが、耳の激痛に襲われることは一度もなかったです!
全くの無痛になったわけではなく、多少耳の奥がモヤッと詰まった感じにはなりますが、以前に体験した激痛に比べたら天国のようでした(笑)。
実際に使用してみて、いくつかポイントや注意事項が分かったのでそちらもお伝えしていきますね。
装着時のポイントと注意事項
説明書きにもあるのですが、装着時に耳にピッタリフィットさせることが重要です。
①ユルめに入れると意味がありません
最初は怖いかもしれませんが、思い切って奥までぎゅっと入れてください。
何度か試してみると、ハマった!という感覚が分かります。
私の場合、耳を外側に引っ張りつつ、耳栓を斜め下からねじ回すように入れていくとうまく入りました。
②装着するタイミングに注意
離陸時は飛行機が飛ぶ前に装着します。※飛んでからでは遅いです。
私は滑走路を走行し始めたタイミングで入れるようにしています。
着陸時は飛行機が降下し始める前に装着します。
ただこれが結構タイミングが難しく、シートベルト着用のサインの時に入れたら
ちょっと遅かったです…。ですので到着時間の1~2時間くらい前に入れるようにしてます。
③遮音効果について
遮音効果についてはそれほど感じませんでした。
アナウンスや同乗者の声を聞き漏らす心配がないので、私としては逆に良かった
ですが、遮音効果をお求めの方にはイマイチかもしれません。
④装着時間について
本来は搭乗してから着陸するまでずっとつけっぱなしの方がいいと聞いたので、先ほどお話しした新婚旅行時のロングフライトの際、行きの飛行機ではずっと耳に入れてみました。
しかしさすがに10時間以上耳に入れっぱなしは辛かったです。
気圧による耳の痛みは無くなったけど、ずっと耳栓を装着してることによって耳の穴が痛い…
それに耳栓をしていると、映画や音楽を聴くためのヘッドホンが装着しづらいですし…
なので帰りのフライトの際は、離陸する時に装着し、機内が安定高度になったところで外してみました。
そのままフライト中はずっと外したままにしておいて、到着時間の2時間前くらいになったら再び装着。
私の場合は、この使い方で大丈夫でした!
気圧の変動が起こるのは離着陸などで高度が大きく変わる時なので、その時にサイレンシアを装着していればオッケーという結論になりました。
(あくまで私の場合であり効果には個人差があります)
まとめ
飛行機の耳の痛みを軽減してくれる耳栓、サイレンシア・フライト・エアーについてご紹介させていただきました。
- 耳の中の気圧を効果的に調節してくれる
- 小さいサイズもありお子様や女性にも使える
- 繰り返し使用することが出来る
これだけの素晴らしい働きをしてくれるこの耳栓ですが、お値段はとっても優しく1,000円程度で購入できます。
しかも洗って繰り返し使えるのですからコスパ最高ですね!
私の中ではパスポートとお財布に並ぶ、旅行の必携アイテムになりました。
ありがとうサイレンシア!!
私と同じく飛行機での耳の痛みでお困りの方は、ぜひ試してみて下さい。
個人差はあると思いますが、これをするのとしないのとでは痛みがかなり違います!
そして「これがあれば大丈夫」という安心感が得られるのも大きいですね。毎回耳の痛みに怯えなくて済むので精神的に落ち着くことができます。
快適な飛行機の旅のため、この情報がお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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