フィリピンのリゾート地、セブ島は日本人にもおなじみの人気観光地ですね。
リゾート地ということで「ゆったり、のんびりとした安全な所」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。(私はそう思っていました)
実際ににセブ島のリゾートホテル内はほとんど安全地帯となっていて特に心配することはありません。
が、セブ島の街中に出ると、場所や時間帯によって、注意しなければならないところが結構あります。
今回は、旅行に行く前に知っておきたい、セブ島の治安と注意点についてお話させていただきます。
セブ島旅行をご検討中の方、すでに行くことが決まっている方に、少しでもご参考になりましたら幸いです。
セブ島の治安について 旅行前に知っておきたい3つのポイント!
セブ島旅行に行く前に知っておきたいポイントは以下の3点です。
- 危険な場所とそうでない場所を知る!
(ホテルは安全・街歩きは時間と場所に注意) - 具体的にどんな被害があるのかを知る!
(スリ・強盗・トランプ詐欺など) - 実際に被害にあった時の対処法を知る!
(無理に抵抗しない・命が最優先)
こう書くとちょっと怖いイメージが湧くかもしれませんが、リゾート地とはいえ、発展途上国であることに変わりはないセブ島。
安全な旅にするためには「場所によっては危険なところもある」という認識を頭に入れておくことが重要です。
それでは、一つずつ詳しくお話していきますね。
1.危険な場所とそうでない場所を知る!
まず、外国人向けのリゾートホテルのエリア内は基本的に安全です。
ホテルにはセキュリティがありますので怪しい人物は入ってこられません。ホテルの敷地内でずっと過ごすという場合は、特別に警戒する必要はないでしょう。
一般的な海外旅行の注意事項(貴重品から目を離さない、荷物を置きっぱなしにしない等)を守っていればまず大丈夫です。
危険なところは?
次に危険な場所をご紹介します。最も注意が必要なのが、セブ島市内の
マンゴーストリート と コロンストリート です。
マンゴーストリート
マンゴーストリートは、いわゆる飲み屋街のようなところです。
クラブやバー、レストランなどが多く並び、フィリピンの留学生が多く集まる賑やかなスポットですが、スリやぼったくり、強盗のメッカでもあります。
ストリートチルドレンや売春婦、ドラッグの密売人などが数多くいる場所で、特にスマートフォンを狙ったスリが大変多く発生している地域です。
旅慣れた方や対処法を心得た方の声を聞くと、気を付ければ大丈夫という意見もあるようですが、特に用がなければ極力行かないのがベストです。
当然、夜に訪れるのはやめたほうがいいですね。
コロンストリート
ローカルなお店が楽しめる「カルボンマーケット」など、見どころがある観光名所でもありますが、マンゴーストリート同様、夜は危険な地域です。
ストリートチルドレン、売春婦、ドラッグの密売人&中毒者、強盗などが多くいます。
昼間マーケットを歩く分にはそこまで治安が悪いわけではありませんが、単独行動は避けてグループで行動するのが安心です。
また、マーケットを散策する際には、過度にオシャレな服装は避けたほうが賢明です。スリに対して「私はお金持っていますよ」とアピールしているようなものですから(;^ω^)
現地に溶け込むような、ラフなTシャツ+短パンのような服装で歩かれることをオススメします。
2.具体的にどんな被害があるのかを知る!
先ほど、セブ島で危険な地域についてお話ししましたが、次は具体的に、どんな犯罪被害があるのか、それに対してどう注意したらいいのかという点について見ていきましょう。
スリ
なんといっても一番多いのがスリです。現金はもとより、スマートフォンを狙ったスリが多発しています。
単独犯が知らないうちにスッていく、ストリートチルドレンが群がってきてどさくさに紛れてスっていくなど、色々なパターンがあります。
対策法としては、第一にポケットにものを入れないことです。
ポケットに財布やスマホを入れると、当然膨らみますよね?これって、スリに対して「ここに入ってるよ」と教えているようなもんです。
面倒でも貴重品は必ずカバンにしまい、カバンのファスナーも必ず閉めるよう注意してください。
また、スマホのイヤホンも狙われますので、街歩きの際は装着しないほうが賢明です。
強盗
フィリピンは銃社会ですので、銃を突きつけられて金銭を要求される、ということが結構頻繁に起こります。
特に夜の時間帯に発生することが多いので注意が必要です。
対策法としては、とにかく夜に出歩くのをやめるということ。
夜間に外出をしたいのであれば近距離でもタクシーを利用しましょう(タクシーは初乗り80円と安いので気軽に利用できます)
トランプ詐欺
別名「ポーカー詐欺」ともいい、昔からよく使われる手口の詐欺です。
片言の日本語でターゲットに親しげに話しかけてきて、一通り会話が盛り上がったところで「良かったら家においでよ」などと言葉巧みに誘ってきます。
家に着くと「カードゲームで遊ぼう」などと持ちかけてきます。その内お金を賭けだすようになり、最終的にはイカサマを使いターゲットを負けさせ、大金を支払わせる…という手口です。
こう聞くと「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、なかなかどうして、毎年のように引っかかってしまう観光客が後を絶たないそうです(;^ω^)
対策法としては、知らない人に話しかけられても誘いに乗ったりついて行ったりしないことです。
中には本当に好意で話しかけてくる人もいるので判断が難しいですが、「場所を移そう」という話の流れになったら、まず断ったほうがいいです。
その際は、「人と待ち合わせしている」などと言って、なるべく穏便な断り方をするのが重要です。
あまり強気に「NO!」と言ってしまうと、相手が逆上してトラブルになってしまう可能性もありますのでお気を付けください。
3.実際に被害にあった時の対処法を知る!
強盗や集団スリに囲まれてしまった場合は、大人しく財布やスマートフォンを差し出しましょう。
無理に抵抗したり、取り返そうと思って追いかけたりするのは危険です。
逆上した相手がもし発砲でもしたら…?どうなるかは一目瞭然ですね。
くやしいですが、一番大切なのは命です。
運悪く犯罪被害にあってしまった際は、とにかく自分の命が助かることを最優先に、相手を刺激しないよう穏便に切り抜けることが重要です。
まとめ
セブ島の治安について、旅行に行く前に知っておきたいポイントを3点ご紹介しました。
最後にもう一度まとめてみましょう。
- 危険な場所とそうでない場所を知る!
(ホテルは安全・街歩きは時間と場所に注意) - 具体的にどんな被害があるのかを知る!
(スリ・強盗・トランプ詐欺など) - 実際に被害にあった時の対処法を知る!
(無理に抵抗しない・命が最優先)
安全対策がバッチリなリゾートホテル内から外に出ないのであれば、過度に心配する必要はなく、貴重品の管理など必要最低限の注意さえしておけば大丈夫です。
しかし、市内を歩き回る場合は、スリ対策などに十分な警戒が必要です。
そしてマンゴーストリートやコロンストリートなどの治安が良くない場所があるということ、また、夜出歩くのは強盗やドラッグ中毒者などと遭遇する可能性があり大変危険であること、この辺りをしっかりと頭に入れておくことが重要です。
夜に出歩くのは極力避け、出かけるならタクシーで移動したほうがいいです。
せっかく楽しいセブ島旅行に行くのですから、トラブルなく旅を終えたいですよね。
そのためにも、この記事で書いたことが少しでもご参考になりましたら幸いです(*´ω`*)
安全対策は十分に、楽しい旅行に出掛けましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。