こんにちは、たちよです。
中東のドバイは言わずと知れたイスラム教の国ですよね。
初めは「そっか、宗教が違えば習慣や文化も違うんだよね~」などとのんきに思っていた私ですが、色々と調べていくうちに、
日本とは全く違う様々なルールやタブーが存在することを知り、
これは何も知らずに旅行に行ったらえらいことになるわ…!
と感じました。
そこで今回は、ドバイ旅行において、イスラムのルールや習慣についてどのようなことに気を付けたらいいのか、情報をまとめてみたのでお話させていただきます。
ドバイ旅行をご検討中の方に、少しでもご参考になれば幸いです。
ドバイにおけるイスラム教のルール:旅行前に知っておきたい3つのこと
ドバイ旅行の際に注意したい、イスラム教のルールは以下の通りです
- 飲酒は決められた場所で飲むこと!
- 断食を行う「ラマダン」の時期に注意!
- 女装・男装は逮捕される!
日本とは習慣や文化が違うからこそ、「え、これが罰せられるの?」ということがいろいろあります。
それでは、ひとつずつ詳しくお話していきますね。
1.飲酒は決められた場所で飲むこと!
イスラム教ではお酒が禁止されている、ということは何となく聞いたことがあるという方も多いと思います。
非イスラム教の観光客については、お酒を飲むこと自体は問題はありません。
問題なのは「どこで飲むのか」ということです。
まず、ドバイでアルコールを飲めるところは限られていて、
①アルコールを提供できるライセンスを持ったレストランやバーで飲む
②空港の免税店などで買ったお酒をホテルの自室で飲む
主にこの2種類の方法しかありません。
レストランやバーで飲む場合
アルコールを提供しているレストランやバーで飲む分には、自由に飲んで何の問題もありません。
問題はその後で、ドバイでは公共の場で酔っぱらった姿をさらすことがNGとされています。
レストランから出て、千鳥足で「よーしもう一軒行こっか~(*´▽`*)」なんてやっていた日には大問題です。最悪逮捕されます。
お酒は決められた場所で楽しみ、飲み終わったら速やかにホテルに帰りましょう。
当然、ビーチなどの屋外でお酒を飲むことも禁止されています。
ホテルの自室で飲む場合
ドバイではそもそもアルコールを売っているお店がほとんどないのですが、空港の免税店などで売っているお酒はお土産として購入できます。
これを空港到着時に買っておいて、ホテルの自室で飲む、という楽しみ方をしている方もいます。もちろん、それ自体は何の問題もありません。
気を付けたいのは買ったお酒を持ち歩く際、お酒が見えないように紙袋などに入れるか、バッグにしまって持ち歩くという配慮が必要です。
中身が透けて見えてしまうビニール袋や、むき出しで持ち歩いたりなどはもってのほかで、現地の方に対して失礼に当たります。
イスラムの国に対する敬意を払った行動を心掛けたいものですね。
2.断食を行う「ラマダン」の時期に注意!
イスラム教の5行のうちの一つ、断食(サウム)を行う月のことを「ラマダン」といいます。
「ラマダン」の期間中は、日中(太陽が昇っている間)は一切の飲食を断ちます。
イスラム教の行事なので非イスラム教の観光客が同じことをする必要はもちろんありませんが、ラマダンの期間中は飲食店が軒並み閉まってしまうので通常より不便な面も出てきます。
中には営業をしているお店もありますが、断食を実行している方への配慮で、目立たないようにひっそりと営業していることがほとんどです。
もしラマダンの時期に旅行に訪れるのであれば、日中の飲食に関しては「人目につかないところで、見えないように食べる」ということを徹底したいですね。
ラマダンの時期に注意
このラマダンは毎年行われるものですが、その年によっていつから始まるのかは異なります。
詳しく書くと難しくなるので簡単に書きますが
日本で使用しているグレゴリオ暦は1年を365日で計算しています。それに対し、イスラム暦は1年を354日で計算してます。
ここに11日間のズレが生じるため、ラマダンの時期は毎年少しずつ早まった日にちになるわけです。
毎年「今年のラマダンは〇月〇日~〇月〇日ですよ」と情報がでますので、ドバイ旅行の日程を決める際には、ラマダンの時期を確認してからにするといいですね。
(ちなみに2019年のラマダンは5月5日~6月3日までとなっています)
3.女装・男装は逮捕される!
日本からしたら信じられない話ですが、ドバイにおいては女装は法律違反になります。また、同様に女性が男装をするのも禁止されています。
ドバイに行ってまでわざわざ女装する方もいないとは思いますが、気を付けたいのは、自分が女装をしているという意識がなくてもそうみなされる場合があるということです。
たとえば過去には、性同一性障害の方が「性別としては男性なのに「女装」をしている」とみなされ逮捕されたという出来事もありました。
その方にとっては「女装」ではなく、むしろ男性の服を着ることの方が違和感があるのだと思いますが…。
世界ではLGBTに対して理解が進んでいると感じますが、イスラムにはイスラムの決まりがあり容認するわけにはいかないということでしょう…。難しい問題ですよね…。
まとめ
ドバイ旅行の際に注意したい、イスラム教のルールについてご紹介いたしました。
最後にもう一度まとめてみますね。
- 飲酒は決められた場所で飲むこと!
- 断食を行う「ラマダン」の時期に注意!
- 女装・男装は逮捕される!
日本とは全く違う文化や習慣のため、戸惑うこともあるかもしれませんが、事前にルールを知っておくことで安全な旅に繋がります。
異文化に触れられるのも旅の醍醐味のひとつですので、旅行先の国の文化を尊重し、注意すべきことは注意しながら、楽しい旅になるといいですね(*´ω`*)
ドバイ旅行をご検討中の方に、少しでもご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。