イタリアでのスリ対策法!旅行を台無しにしないために気を付けたい6つのコト

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イタリアといえば、日本人にも大人気の海外旅行先ですよね。

私も新婚旅行でイタリア(ローマとベニス)を訪れましたが、美味しいグルメ、美しい景色、芸術的な建造物と、どこに行っても何を見ても心躍る光景ばかりでした。

そんな楽しいイタリア旅行ですが、注意しなければならないことがあります。

それは、スリです。

 

イタリアではプロのスリ集団がいます。

プロ、つまり「スリを生業として生活している」輩が存在するのです。

そんなスリのプロが集団で徒党を組んで観光客を狙ってくるわけですから、当然旅行者側としても、しっかりと対策をとっておく必要があります。

 

そこで今回は、私がイタリアを訪れた際に入念に調べ、実践したスリの対策法についてお話しさせていただきます。

 

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イタリアでのスリ対策法! 旅行を台無しにしないために気を付けたい6つのコト

私が実際にイタリアのスリ対策として気を付けたことは以下の通りです。

  1. バッグは必ず体の前に!
  2. バッグのファスナーをロックする!
  3. 荷物を体から離さない
  4. ポケットに貴重品を入れない
  5. バスや電車での居眠りをしない
  6. 現金は小分けにしておく

いずれも基本的なことばかりですが、だからこそ油断しておろそかにしてしまいがちでもあります。

スリ被害の例と合わせながら、ひとつずつ詳細にお話ししていきますね。

 

1.バッグは必ず体の前に!

ショルダーバッグを掛けているとき、大抵は体の後ろの方に回しますよね?

また、リュックサックを普通に背負ったとき、当然荷物は背中側にきますよね?

これが一番危険です。

体の後ろや背中側に荷物があるということは、当然自分からは見えていないということになります。これではスリに取ってくれとアピールしているようなものです。

 

「いやいやそんな、バッグをガサゴソされたらさすがに気付くでしょw」

と思うかもしれませんが

プロのスリの手口は神業と言ってもいいくらい素早く、静かです。

 

実際に被害にあった体験談を見るとほとんどの方が

「知らない間にバッグを開けられていた…」

「気づいたらスられていた…」

と語っています。

 

ですので、対策として…

  • ショルダーバッグは必ず体の前方にバッグを持ってきて、常に手を添えておく
  • リュックサックは背中ではなく、お腹側に背負うようにする
    (ちょっと見た目はカッコ悪いですが)

 

これを実践するだけでも、スリに対して「私は荷物に気を配っているぞ!」とアピールすることができます。

プロのスリも「あ、こいつ警戒しているな」と思った相手はターゲットにしません。

 

2.バッグのファスナーをロックする!

ガイドブックを出したり、お財布を出し入れしたりしていると、いつの間にかバッグのファスナーが開きっぱなしなんてことがあります。

これもプロのスリが抜け目なく狙ってきますので要注意です。

私はショルダーバッグのファスナーを必ず閉めるように気を付けたのはもちろんですが、さらなる対策としてファスナーをロックして簡単に開けられないようにしました。

 

 

画像のように、フック金具を使って、ファスナーとショルダーベルトの金具部分を繋げます。

そうすると、金具が引っ掛かって、ただファスナーを引いただけでは開かなくなります。

ファスナーを開けるためにはフックを外すという、もうワンアクションが必要になります。

スリの立場からすると、一発でファスナーが開かない、というのは面倒に感じるので、こういった対策をしていると分かればターゲットからは外れます。

 

自分でバッグを開け閉めする時に、フックを外す、引っ掛けるといった少々の手間はかかりますが、スられるリスクを考えたらこの程度の手間は惜しくありません。

ちなみに画像で使っているフック金具は100均のキーチェーンの金具を外して使っています。元手もかからずお得な対策です(笑)

3.荷物を体から離さない

電車の切符を購入する際、一瞬スーツケースから手が離れる、なんてこともありますよね。

また、レストラン等で食事をするとき、つい荷物を足元に置いたり、椅子の後ろに置いたりすることがあります。

すぐそばに置いてあるから大丈夫、と思いがちですがこれも要注意です。

 

スリは素早く一瞬のうちに、まるで自分の荷物のような顔をして持ち去っていきます。

「電車の切符を買って、脇に置いていたスーツケースに手を伸ばしたら無くなっていた…」

「レストランで食事とおしゃべりに夢中になっていて、気づいたら椅子からバッグが消えていた…」なんていう体験談も実際に多く聞かれます。

私はレストランで食事をするときも、バッグは膝の上に置くか、足で挟むようにして、必ず常に視界に入るようにしていました。

もちろんスーツーケースにも常に手を掛けていましたし、目を離さないように気を付けていました。

 

4.ポケットに貴重品を入れない

特に男性に多いと思いますが、スマホや財布をズボンや上着のポケットに入れて持ち歩く方いますよね。

日本では大いに結構ですが、イタリアのスリ集団にとっては格好の餌食です。

プロのスリはポケットの外側から軽く触っただけで、あ、これは財布だなと分かってしまうそうです。(本当ムダな特技ですよね…)

財布にウォレットチェーンを付ければいいんじゃ?との意見もありますが、その場合、財布自体は無事でも中身を抜き取られる危険性があります。

面倒でも、スマホや財布はバッグの中にしまうのが賢明です。

 

逆に、ポケットに入れた方がいいものとは…

財布やスマホ等の貴重品はポケットに入れないと言いましたが、反対に、ポケットに入れておいた方がいいものがあります。

それは、少額の小銭です。

 

たった今、財布をポケットに入れるなといったばかりで矛盾していると思われるかもしれませんが(笑)これには理由があります。

ちょっとした飲み物や少額の切符を買う時、財布を出さずにポケットの小銭で支払うのです。

その狙いは、スリに財布がどこにしまってあるかを悟らせないため。

 

プロのスリはターゲットをよく観察しています。狙ったターゲットが駅の改札で財布を取り出し、切符を買い、そしてその財布をバッグにしまったら…

その瞬間に「あいつのバッグにロックオン!」です。

財布をしまう、という行為から、「ここに財布があるよ」と知らせてしまっているようなものなんですね。

 

ですので対策の一つとして、財布は見せずにポケットの小銭を使う、というわけです。

あまり高額な買い物の時には使えませんが、これもひとつの手段として覚えておいて損はありません。

 

5.バスや電車での居眠りをしない

日本で電車に乗っていると、結構な確率で居眠りをする方を見かけますよね。

(私もそのうちの一人ですが…)

日本のような平和な国ではそれでもいいのですが、イタリアではそんなことをした瞬間にサッと持って行かれます。

 

イタリアはもとより、海外では電車やバスで寝るということ自体がありえない(何があるかわからないから)そうで、電車で寝る日本人が不思議に映るそうです。

イタリアをはじめ、海外で居眠りをするということは「私は危機管理意識が低いです」とアピールしているようなものです。

観光や時差ボケで眠気が襲ってくることがありますが、そこはグっとこらえて周囲へ気を配っておきましょう。

 

余談ですが、私が新婚旅行に行った際、たまたま同じ新婚旅行組の日本人カップルさんとお話しさせていただく機会があったのですが、ローマの地下鉄でスリに遭ったと言っていました。

その方たちは居眠りをしていたわけではないのですが、やはり公共機関でのスリの被害がかなり多いのだと実感させられました。

 

6.現金は小分けにしておく

考えたくはありませんが、どんなに気を付けていても残念ながらスリに遭ってしまう可能性もゼロではありません。

幸い私はスリには一度も遭いませんでしたが、もしもの時を想定して、現金はひとまとめにせず、小分けにして持って行きました。

 

まずメインで使うお財布に、現金の3分の1を入れます。

そして、持ち歩くショルダーバッグの内ポケット(ファスナー付)に、残りの現金3分の2をさらに二つに分け、小さくたたんで目立たない袋に入れ、隠すようにしまいます。

こうすることで、万が一財布を盗まれても、予備の現金があるので一文無しになる危険は避けることが出来ます。

もちろん、スリに遭わないことが大前提ですけれども…

 

まとめ

イタリアでのスリ対策を6つ、お話しさせていただきました。

下記にもういちどまとめてみましょう。

  1. バッグは必ず体の前に!
  2. バッグのファスナーをロックする!
  3. 荷物を体から離さない
  4. ポケットに貴重品を入れない
  5. バスや電車での居眠りをしない
  6. 現金は小分けにしておく

いずれも、そこまで手間が掛かったり、難しい対策ではありませんが

私はこれを実践したことにより、スリの被害に遭うことはありませんでした。

 

油断せずに、出来る対策をしておけば、そこまで恐れることはありません。

また、この対策と同時に、何よりも大切なのは堂々としていることです。

(きょろきょろしたり、オドオドとした態度もスリに狙われる要因です)

 

イタリアのスリ事情を把握したうえで、対策と心構えを万全にして、楽しい旅行が出来ますよう、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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