クルーズ船内には豪華なレストランや優雅なプールジャグジーなど、乗客を飽きさせない様々な施設があります。
実は隠れた穴場スポットなどもあり、下船後に「こんなところあったの?行っておけば良かった」と後悔することもしばしば…
そこで今回は私が過去に乗船した「オーシャニアクルーズ・リビエラ号」の船内探検の様子をお届けします。
事前に情報を仕入れておくことで、実際に乗船した時の楽しみや充実度は倍増しますよ😊
クルーズ船の造りは大体似通っているので、 オーシャニア・リビエラ号に乗ってみたい!という方はもちろん、 他の船に乗船予定の方にもご参考になるかと思います。
この記事がクルーズ旅行をお考えの方に少しでもお役に立ちましたら幸いです。
オーシャニア・リビエラ号の概要

基本データ
建造年 | 2012年(2019年改装) |
総トン数 | 66,000トン |
全長 | 238m |
デッキ数 | 16層 |
乗客定員 | 1,250人 |
乗務員数 | 800人 |
乗客:乗務員比 | 1.56:1 |
船内言語 | 英語(日本語スタッフ乗船航路も有) |
オーシャニア・リビエラ号はクルーズ船の中では「中型船」に分類される大きさです。
優雅で落ち着いた雰囲気と、ゆとりのある乗客乗員比(1.56のお客に対して1スタッフ)によるサービスの良さ、そして料理の美味しさに定評があります。
それでは船の中に入ってみましょう!
高級感あふれるアトリウム

乗船口から船内に入ると、まず目の前に飛び込んでくるのがこの美しいアトリウムです。
ここはホテルでいうロビーに相当する場所で、レセプション、コンシェルジュデスク等の窓口もこのアトリウムにあります。
寄港地観光に出掛ける時にもここから船外に出ることが多く、乗客の集合スポットにもなっています。船旅の中でも最も立ち寄る機会の多い場所ですね。
パーティーやディナーで着飾ったときには、ぜひここで写真を撮ることをオススメします。

めちゃくちゃ映える1枚が撮れますよ!

通りかかった乗客の方がシャッター押してくれたり、ちょっとした交流の場にもなっていたね

個性豊かなレストランが6か所(すべて無料!)
オーシャニア・リビエラ号を語るうえで欠かせないのが美味しいグルメの数々!
- 基本のコースレストランが1軒
- ブッフェレストランが1軒
- フレンチ・イタリアン・アジアなどの特別レストランが4軒
合計6軒のレストランがありますが、いずれも追加料金は一切不要・無料で利用できます。
通常、クルーズ船では特別レストランに別料金を設けていることが多いのですが、オーシャニア・リビエラ号にはそれがありません(特別レストランは予約必要・アルコールは別料金)
それぞれ紹介していきますね。
基本のレストラン【グランドダイニング】


本格的なコースメニューが日替わりでいただける基本のレストランです。
- 予約不要・無料
- 営業は朝・昼・夜(昼は不定期)
- 航海中何回でも利用可能
- 14種類の日替わりメニューでかぶりなし
- ドレスコードはスマートカジュアルで

1つのメニューにつき前菜やサラダだけで10種類以上!
今まで6回利用したけど、メニューがかぶったことがありません!

料理のレベルも高くてどれを頼んでもハズレがなかった!
レストランスタッフがフレンドリーなのもGOOD
▼ディナーの実食レビューはこちら
ビュッフェレストラン【テラスカフェ】


バイキングスタイルで気軽に食事が出来るビュッフェレストランです。
- 予約不要・無料
- 営業は朝・昼・夜
- 航海中何回でも利用可能
- グランドダイニングと同様の日替わりメニューが楽しめる
- ドレスコードはカジュアルで OK
(ただし夕方以降ノースリーブ・半パン・サンダルは避けて)

屋内と屋外、好きな席を自由に選べます。
天気のいい日は開放感のあるテラス席がおすすめ

ここにはお刺身とお寿司が常に置いてあるので、日本食が恋しくなった時にぜひ!
特別レストラン①【ポログリル】ステーキ&シーフード料理


こだわりのステーキ・シーフード料理が楽しめるレストランです。
- 要予約・無料
- 営業は夜のみ
- 航海中1回利用可能(7泊の場合。泊数・客室のレベルにより変動)
- 人気のローストビーフは遅い時間帯だと品切れになることも
- ドレスコードはスマートカジュアルで

ステーキ系とロブスター料理が豊富!
人気のローストビーフを確実に食べたいなら6時台に予約するとGOOD

ラルフ・ローレンがデザインしたシックなインテリアも素敵!
落ち着いた高級感のあるレストランです。
特別レストラン②【トスカーナ】イタリア料理


トスカーナ地方の本格的なイタリア料理が食べられるレストランです。
- 要予約・無料
- 営業は夜のみ
- 航海中1回利用可能(7泊の場合。泊数・客室のレベルにより変動)
- 日本人乗客の間で人気が高い(特に女性)
- ドレスコードはスマートカジュアルで

オリーブオイルのワゴンサービスが良かったね!
自分の好みのものをチョイスできるよ

4つの特別レストランの中で、私のイチオシはここ。
特に「タコのカルパッチョ」が絶品です!

共食いじゃねーか
特別レストラン③【ジャック】フランス料理


元フランス大統領のお抱えシェフだった、ジャック・ぺパン氏監修の本格フランス料理がいただけるレストランです。
- 要予約・無料
- 営業は夜のみ
- 航海中1回利用可能(7泊の場合。泊数・客室のレベルにより変動)
- 見た目も美しい繊細なフランス料理は写真映えも抜群
- ドレスコードはスマートカジュアルで

おすすめメニューは「平目のムニエル」
ウエイターさんが目の前で華麗にサーブしてくれます

一品一品の量が多いから注文しすぎないようお気を付けください
特別レストラン④【レッドジンジャー】アジア料理


日本・タイ・ベトナム3か国の料理が味わえるアジアンレストランです。
- 要予約・無料
- 営業は夜のみ
- 航海中1回利用可能(7泊の場合。泊数・客室のレベルにより変動)
- 船内で唯一、日本酒がいただけるレストラン
- ドレスコードはスマートカジュアルで

4つの特別レストランの中で私のイチオシはここ!
「ビーフテリヤキ」が本当に美味しいのでオススメです!

好きなお箸を選ばせてくれたり、食後にお茶がいただけたり、洋上生活の中で恋しくなる和風テイストにホッと一息つけます。
有料で利用できる特別なレストランもあります
上記で紹介した6軒のレストランはすべて無料で利用できますが、オーシャニア・リビエラ号にはもうひとつ【有料の特別レストラン】があります。

それが12階にあるワインレストラン「ラ・レゼルブ」
選び抜かれた7種のワインと、それに合わせて用意された7つの料理をフルコースでいただける、ワイン好きにはたまらない特別なレストランです。
- 一日限定24組・要予約
- コースは「113ドル」か「195ドル」から選択
- ワインとともにシャンパンもいただけます

ワイン好きとしてはいつか行ってみたい特別な場所です
貸切で利用できるプライベートスペースもあります
家族やグループなどで、貸切でディナーをいただけるプライベートスペースがあります。

それがこの「プリベー」
14階にある「ポログリル」と「トスカーナ」の間に位置するプライベートスペースで、最大で10名様まで利用できます。
- 定員10名・要予約
- 室料として「250ドル」
- 料理はトスカーナまたはポログリルのどちらかから選択

誕生日や結婚記念日など、お祝い事に最適だね!

気軽に立寄れるバーガーショップとカフェ
続いては、ちょっとお腹が空いたときの軽食に利用できるバーガーショップと、本格的なコーヒーが楽しめるカフェをご紹介します。
もちろん、どちらも無料で利用できますよ!
【ウェイブスグリル】
ハンバーガーやサンドイッチ、パニーニ等のグリル料理に加えて、ジェラートやスムージー等のデザート類をいただけます。


- 営業時間 11:30~16:00
- 予約不要で気軽に立ち寄れます
- ドレスコードは無し、普段の恰好でOK
- カウンターで注文すれば席まで持ってきてくれる


プールサイドと地続きになっていて風が心地よいです
ジャンクな味かと思いきや、どれも普通に美味しい!

ハンバーガーもおいしいけど、実は付け合わせのポテトが美味!これだけおかわりしちゃったくらい気に入りました。ビールと合わせてぜひどうぞ!
【バリスタスカフェ】

意外と気づかれない穴場カフェ、実は眺望がとても良いオススメスポットなんです!
- 営業時間 6:30~18:00
- 予約不要で気軽に立ち寄れます
- ドレスコードは無し、普段の恰好でOK
- エスプレッソ、マキアート、ラテ等メニューも豊富
(有料にはなるけどアルコール入のスペシャルコーヒーも) - カウンターで注文して受け取り

カウンターの両サイドにクッキーなどの焼き菓子コーナーがあるのでお見逃しなく!カヌレが美味しかったですよ

室内でゆっくりコーヒーを飲みつつ外の景色を眺められるナイスな場所。お気に入り過ぎて毎日通いました

アフタヌーンティーを楽しめる展望デッキ

続いては15階にある展望デッキ「ホライズン」へ。
ここは乗船後の歓迎パーティーが行われる会場でもあります。

全面窓ガラスになっており、目の前に広がる海をながめながらゆったりくつろげる空間です。
ホライズンでぜひ利用したいのが毎日夕方16:00からのアフタヌーンティー。


数十種類の紅茶と、選びきれないほどたくさんのスイーツをワゴンサービスでいただけます。
また、早朝にはコーヒーコーナーが設けられ、デニッシュやクロワッサンなども用意されます。早く目が覚めた時には、ここでくつろぎながら海から昇る朝日を眺めるのもオススメ。

朝はすごく静かで空いていました。幻想的な景色を独り占めした気分!
- 朝のコーヒータイム 6:30~11:00
- アフタヌーンティー 16:00~17:00
- バータイム 15:00~深夜
※バータイムについては後ほどご説明します

ジャグジー付きのプールとスパ

クルーズといえばやっぱりこの光景ですよね!
プールサイド


ジャグジーが付いた優雅なプールは写真映えもバッチリ!夜になるとライトアップされ幻想的な眺めになります。

のんびり日光浴が楽しめるデッキチェアもたくさん。ユニークな二人掛けのダブルチェアもあるのでぜひ贅沢に使ってみましょう!

なんとなく恥ずかしくてプールにまだ浸かったことがないんですが…乗客のみなさんいわく「もったいない!絶対入った方がいい!ジャグジーとかめちゃくちゃ気持ちいいよ!」とのことでした。

次に乗船した時は入るぞ!それまでに体を鍛えるんだ
スパとスポーツジム
プールのひとつ上の階にスパエリアがあります。


センスの良い美術品などが置かれたホールに受付カウンター。
マッサージやエステ等のメニューは有料ですが、スポーツジムとサウナは無料で利用できます。

▲スポーツジムにはランニングマシンや筋トレマシンなどベーシックな器具が揃ってます。

中はとても広々してます。
エアロビやヨガ、ピラティスの教室もありますよ


▲男女別に、ミストサウナ・ドライサウナ両方あります。もちろんシャワーも完備。

▲サウナエリアの奥に、サーマルベッド(温かい石のベッド)が置いてあるエリアがありますが、ここはあまり人が来ない隠れ家スポットです。

うちのしゅじんは「焼き石」呼ばわりしていましたが、実際はじんわり温かく、ついうたた寝してしまう気持ち良さです。

ベッドの数に限りはあるけど、ぜひ一度は行ってみてください!

お酒が楽しめるバーとカジノ
ムーディーな雰囲気たっぷりのバーとカジノで、優雅なオトナ時間が楽しめます。
カジノは1ヶ所・バーは全部で4軒あります。
カジノ

スロット等のマシンが十数台と、カジノテーブルが3台あります。
- 営業時間 19:30~深夜
オーシャニア・リビエラ号には落ち着いた客層が多いのか、真剣に勝負するというよりは談笑しながら和気あいあいと遊んでいる方が多かったですね。
グランド・バー


カジノのすぐそばにあるので、お酒を楽しみながらゲームを楽しむことが出来ます。バーだけの利用ももちろんOK!
- 営業時間 12:00~14:00および
15:00~深夜

ムーディーなライティングに照らされたバーカウンターは写真映えもバッチリです。

バーの雰囲気を壊さないよう、写真撮影はフラッシュ無しで最小限に抑えるのがポイント!
カウンター席だけでなく広々としたソファ席もあるので、好きな方でくつろげます。

こちらで一日に数回行われる、弦楽四重奏の演奏を聴きながら優雅にグラスを傾けるのも素敵ですよ。
マティーニス・バー
アトリウムの階段を上がってすぐ、シックで豪華なマティーニス・バーが出現します。


その名の通り、30種類ものマティーニが楽しめるバーです。
- 営業時間 15:00~深夜


私のオススメは「ビッグ・オー・マティーニ」
オーシャニアの「オー」からネーミングされたマティーニで、オレンジウォッカベースにコアントロー・クランベリー・ライムジュースなどが入ってます。フルーティーで美味!
ウェイブス・バー
ハンバーガーショップ「ウェイブス」の隣にあるバーです。
- 営業時間 10:00~深夜

プールサイドにあるバーなので、室内とはまた違った開放感を味わえます。気軽に立ち寄れるため人気が高く、カウンター席には常に誰かしらお客さんがいてお酒を楽しんでいます。
デッキチェアで日光浴しながらちょっと1杯…なんて贅沢もできちゃうのでぜひ一度立ち寄ってみてください。営業時間が10:00からと早いのも嬉しいところ。

午前中からビール!なんてことも可能だね
ホライズン・バー
歓迎パーティーやアフタヌーンティーが行われるホライズンは、夕方になると優雅なバーが出現します。

夜になるとライティングが変わり、昼間とはまた違った大人っぽいムードたっぷりの空間に。
- 営業時間 15:00~深夜
生バンドの演奏やダンスパーティーなど、常に様々なイベントが行われているので楽しくお酒がいただけます。


1日の終わりにここで一杯飲むのが、私たちの定番になったね

いつかはダンスにも挑戦したいね!

ショーやイベント、お買い物が楽しめる場所
最後に、船内で行われるショーやイベントが楽しめる場所とショッピングエリアをご紹介します。
劇場ホール【リビエララウンジ】
まずは毎晩日替わりのナイトショーが楽しめる「リビエララウンジ」。
ピアノやバイオリンのコンサート、スタンダップコメディ、歌とダンスのショーなど、日々様々なイベントが楽しめる劇場型イベントホールです。


もちろん鑑賞料などは一切無料!

航海の最後を飾るお別れパーティー(フェアウェルパーティー)もここで行われます。

座席もフカフカで、そこらへんの劇場ホールより居心地がいいです

満腹状態で行ったらついうたた寝してしまったのは内緒ね!
アーティストロフト

12階にあるアーティストロフトでは、専門の講師によるカルチャー講座を体験することが出来ます。
内容はその時々によりますが「絵画教室」「スパスタッフのビューティー講座」など様々です。


▲私が乗船した時はオーストラリアの先生による絵画教室をやっていました。
先生の説明は英語になるのでちょっとハードルは高いですが、こういった本格的な講座もすべて無料で参加できるのが嬉しいところ。
図書室
14階・バリスタスカフェの奥に図書室があります。あまり広くはないですが、クラシックな雰囲気が漂う内装がとってもオシャレ。

さすがに本は洋書ばかりですが「風景画の描き方」や「写真集」など、絵で楽しめる本もあるのでなかなか面白いですよ。
あまり人が来ないので静かで落ち着いています。

デッキに出られる扉がすぐそばにあるので、早朝の写真撮影の際に休憩場所としても使わせてもらいました
ショッピングエリア
5階・アトリウムから船尾方向に進むと、通路の両サイドがブティックになっています。

定番のブランド品、服やバッグ、化粧品、香水、ジュエリーなど色んなアイテムが販売されています。
他にもスナック菓子、ヘア用品、日焼け止めなど日用品の取り扱いもあり。(ストッキングも売っているのでうっかり伝線しても安心!)
乗船の思い出に「オーシャニアのロゴ入りグッズ」をお土産に買うのもオススメです!
▼私は普段使いも出来る「折りたたみトートバッグ」を購入しました。



丈夫でたくさん入るので、ジムに行く時やお買い物に重宝してます!

まとめ
オーシャニア・リビエラ号の船内を紹介させていただきました。
最後にもう一度まとめさせていただきます。

改めて見ると、ひとつの船の中にこんなに多彩な施設があることに驚きますね!

基本的に
「レストランなど食事系は船の後方」
「パーティーやイベントは船の前方」です。

これを覚えておくと船内で迷子になる確率がぐっと減りますよ!
私も初めて乗船した時は勝手がわからず、何日か経ってからカフェの存在に気づいたり、ラウンジに辿り着けず右往左往していました😅
せっかく乗船するのであれば、余すところなく100%楽しまないともったいないので、ぜひ「こんな施設があるんだ」とご参考にしていただけたらと思います。
これからオーシャニア・リビエラ号に乗られる方やクルーズ旅行をお考えの方に、この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです😊
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。